PowerAppsTips~データの並び替え① PowerAppsの変数~
さて、↑でデータの並び替えの方法として
コンテキスト変数をつかうというのがわかりました
では、データ並び替え処理を、コンテキスト変数を使った処理を入れていきましょう
UpdateContext関数
ソート順を保持するためのコンテキスト変数を設定するため、
UpdateContext関数を使います
オンラインヘルプ的には↓
構文
UpdateContext( { ContextVariable1: Value1 [, ContextVariable2: Value2 [, … ] ] } )
- ContextVariable1 – 必須。 作成または更新するコンテキスト変数の名前。
- Value1 – 必須。 コンテキスト変数に割り当てる値。
- ContextVariable2: Value2, … – 省略可能。 追加で作成または更新するコンテキスト変数とその値。
サンプル
↓↑アイコンを張り付けてそれにコンテキスト変数を更新する処理を入れます
また、このコンテキスト変数つかって、ギャラリーコントロールの検索処理にソート処理をまぜます
前提条件
- ↓のつづきでつくります
PowerAppsTips~表示を更新する Refresh関数~ - 現在一覧表示しているテーブル:メンバーリストをソートします
- ↑↓アイコンをクリックしたタイミングでソートします
- コンテキスト変数名:SortDescendingとします
- 以下のコントロールを追加します
コントロール コントロール名 ↑↓アイコン IconSortUpDown
手順
- アイコンを表示してしましょう
挿入→アイコン→上下矢印を選択していく
- ↑↓アイコンがでてきましたね
詳細設定をクリックして詳細設定プロパティを表示しましょう - 詳細設定ですね↓
これも詳細設定プロパティを変えていきましょう↓にしてくださいデータ 設定値 Tooltip “一覧の並べ替え” デザイン 設定値 X Parent.Width – IconSortUpDown.Width Y 0 Width 88 Height 88 PaddingTop 26 PaddingRight 26 PaddingBottom 26 PaddingLeft 26 - それっぽくなりましたね
では、コンテキスト変数の設定処理をいれていきます
↑↓アイコンの詳細設定プロパティを表示しましょう - 処理はOnSelectプロパティにいれます
ココに↓を設定しましょう
UpdateContext({SortDescending: !SortDescending}) - こんな感じ
上のバーでも入力できるのでどちらでも - ギャラリーコントロールの詳細設定プロパティを表示しましょう
- 処理はItemsプロパティにいれます
現在Itemsには
SortByColumns(Search(メンバーリスト, TextInput1.Text, “名前”), “カレーの食べ方”, Descending)
が入っています
SortByColumns関数の第3引数(↑のDescending)を↓に変えましょう
If(SortDescending, Ascending, Descending) - こんな感じ
上のバーでも入力できるのでどちらでも - では、テスト実行してみましょう
>ボタンをクリック
- 実行できました
↑↓アイコンをクリックしてみましょう
- 一覧のデータの並びがひっくり返りましたね
処理の説明
UpdateContext({SortDescending: !SortDescending})
というのを入れました
UpdateContext( { ContextVariable1: Value1 [, ContextVariable2: Value2 [, … ] ] } )
が構文で、
「コンテキスト変数名:SortDescending」が条件なので
ContextVariable1には、SortDescendingを設定
Value1には!SortDescendingを設定
これは変数SortDescendingに対し、
既にSortDescendingに入っている値をひっくり返して設定する
をやっています
これを↑↓アイコンのコントロールをタップまたはクリックした場合のアプリの反応を指定するOnSelectプロパティに設定します
なので↑↓アイコンをクリックすると、
SortDescendingの値がその度にひっくり返って、
ソート順がかわるんですね~
SortByColumns関数に設定した値の解説は次回にでも
こんなところですかね